株式会社トラフィックブレイン(東京都千代田区内神田3-2-9 SPビル2F、代表取締役社長:太田恒平)が、東京大学 生産技術研究所 伊藤昌毅 助教、Sujiya Systems 高野孝一と共同で提案した「神戸から日本のバスロケを立て直す」が、2018年6月28日(木)、神戸市 Urban Innovation KOBEに採択されました。
本提案は、バスロケ情報の標準化・オープンデータ化を進めることで、経路検索サイトやサイネージ等を通じたバス会社横断的な情報提供と、データ分析に基づく交通改善を促すというプロジェクトです。
また本プロジェクトを契機に発足した「バスロケ世直し隊」の決起集会が、第13回日本モビリティ・マネジメント会議の開催に合わせ、2018年7月28日(土)に愛知県豊田市にて開かれます。
当社は、Urban Innovation KOBEおよび「バスロケ世直し隊」の活動を通じて、バスロケシステムのレベルアップと、データの標準化・オープンデータ化を進め、バス情報が多様なサービスを通じて利用者に行き渡り、バスを安心して便利に利用できる世界の実現を目指します。
Urban Innovation KOBEへの提案
「神戸から日本のバスロケを立て直す」
Urban Innovation KOBEの募集テーマ
神戸市 Urban Innovation KOBEとは、社会・地域課題をスタートアップ・ベンチャー企業と市職員が協働して解決する国内自治体初の取り組みです。そのテーマの一つが、バラバラなバスロケ情報を統合し、横断的に情報提供・交通分析を行う「地域統合バスロケの整備実証実験」です。
採択提案「神戸から日本のバスロケを立て直す」
採択された本提案は、バスロケ情報の標準化・オープンデータ化を進めることで、経路検索サイトやサイネージ等を通じたバス会社横断的な情報提供と、データ分析に基づく地域交通やダイヤの改善を促すというプロジェクトです。
本プロジェクトでは、標準化されたバスロケ情報をオープンデータとして流通させ、サービスを誰でも自由に開発でき、優れた技術同士が連携する「バスオープンデータ・エコシステム」を構築することで、バス情報が多様なサービスを通じて利用者に行き渡り、バスを安心して便利に利用できる世界の実現を目指します。
チームメンバー
リーダーを務めるトラフィックジャパンの太田は、日本初のバスロケデータを用いた自動ダイヤ改正支援システム「Dia Brain」の開発、および岡山県におけるダイヤ改善の経験などを踏まえ、コンサルティングと交通分析を担当します。
国土交通省「標準的なバス情報フォーマット利活用検討会」の座長を務める東京大学の伊藤は、同省において定めた「標準的なバス情報フォーマット」を核とし、岡山県におけるバス情報の標準化・オープンデータ化の実践経験を踏まえながら、バスロケデータの標準化・オープンデータ化を推し進めます。
Sujiya Systemsの高野は、ダイヤ編成システム「その筋屋」、バスロケーションシステム「バスまだ?」の開発や岡山県での実践と連携しながら、バス情報システム開発に関するアドバイスを行います。
日本のバス情報システムのトップランナー3名が、岡山での実践経験を活かしながら、日本のバスロケの立て直しを図ります。
本提案の実現に向けて
本プロジェクトでは、バス事業者、バスロケシステム会社等と意見交換、技術検討を進めながら、2018年10月末までに、神戸市における政策立案を目指します。
バスロケ世直し隊 決起集会 7/28 in 豊田
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本プロジェクトを契機に発足した「バスロケ世直し隊」では、第13回日本モビリティ・マネジメント会議(JCOMM)の開催に合わせ、2018年7月28日(土) に愛知県豊田市にて決起集会を行います。JCOMMにも関連発表がありますので、ぜひ併せてご参加ください。
日時:2018年7月28日(土) 10:20〜11:50
場所:とよた市民活動センター(愛知県豊田市)研修室
プログラム:
- バスロケ世直し隊の目論見
(トラフィックブレイン 代表取締役社長 太田恒平)
- Urban Innovation KOBE 地域統合バスロケの整備実証実験(仮)
(神戸市役所 住宅都市局 計画部 公共交通課 厚海尚哉)
- Bus-VisionのGTFS Realtime配信と両備グループのバス情報オープンデータ化(仮)
(リオス 移動体ビジネス事業部 リーダー 平田康之)
- 日本におけるバス情報の標準化・オープンデータ化に向けて(仮)
(東京大学 生産技術研究所 助教 伊藤昌毅) - 動的データ連携について(仮)
(ヴァル研究所 諸星賢治) - 討議
- まとめと予告